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1    平成28年度研究主題

「学びの意欲を高め自ら考え表現できる生徒の育成」

 ~ 総合的な学習の時間を通してコミュニケーション能力の育成を図る ~

2    主題設定の理由

本校ではここ数年、言語活動をけん研究の柱として校内研究を行ってきた。特に昨年度は3年計画の3年目と位置づけ、「小集団の活用部会」と「図や表の活用部会」の2つに分かれ、教科を中心として研究・実践を進めてきた。また、昨年度からは家庭学習についての取り組みも始めた。

その結果、これまで行ってきた言語能力の育成が有効であるという意見が見られた一方で、今後は総合的な学習のや家庭学習を研究の柱として取り組むべきという声も聞かれた。また、本校生徒の実態としては、「学習に対して意欲的に取り組んでいる」「実生活と関連させた事柄や作業を伴った活動を通して学習したことの定着率は高い」という一方「学習用語は知っているが、本質的な理解までに達していない」「語彙が不足している」「自分で計画を立てて学習を進めることができない生徒が多い」という課題もあげられた。

これらを踏まえ、言語活動の質の高まりという点を考えたときに、生徒たちの語彙の少なさがネックになっていることが見て取れるため、自分の考えを持ち、意図するところを相手に正確に伝えるため、授業の中で辞書を引く機会を多く設けたり、教師の言葉遣いや掲示物の言葉などを改めて見直して、生徒を取り巻く言語環境を整えることとする。また、各教科で学んだ内容を横断的・総合的に学習し、授業で得た知識を自分のものとして様々な場面で活用できるよう、総合的な学習の時間の指導の在り方を研究の柱とする。特に、生徒のコミュニケーション能力の育成に重点をおき、総合の時間の中で小集団を活用したり、調べたことを発表したりする機会を設けていく。3年間を見通す中で、生徒につけたい力を段階的・体系的に計画し、指導していきたいと考える。

3  研究仮説

『総合的な学習の時間を通して、次の2点を生かした授業を実践することにより、生徒のコミュニケーション能力を育成することができるだろう』

① 各教科で学習した内容とのつながりを意識した学習を仕組む。

② 総合的な学習の時間の中で言語活動の充実を図る。

4  実態を受けて、目指す生徒像、学校

〇育みたい生徒像

・人の話を聞くことができる生徒

・自分の考えを持つことができる生徒

〇上条中学校の学校教育目標

・確かな学びが保障される学校

5  研究内容

本年度は3年計画の1年目として位置づける。柱としては、総合的な学習の時間の実践を通じ、生徒のコミュニケーション能力を育成することとする。また、その一方で、3年間を通じた指導計画を再検討し,『上条中の総合的な学習の時間』を作り上げていくこととする。なお、次のような計画で研究を行っていく。

【1年目】 ・コミュニケーション能力の育成を図る総合的な学習の時間の授業の検討、実践

・生徒につけたい力を段階的、体系的に計画したカリキュラムの検討

【2年目】 ・1年目の課題をふまえ、コミュニケーション能力の育成を図る総合的な学習の時間の授業の検討、実践

・1年目に検討した総合のカリキュラムの実践と修正

【3年目】 ・コミュニケーション能力を図る総合の授業の実践

・総合的な学習の時間のカリキュラムの修正と実践

・3年間の研究のまとめ

(1) 部会研究

まず本年度は、各学年で総合的な学習の時間の学習内容を見直し、その中で実践を行っていくことが重要と考えられる。

そのため、研究についても各学年に分かれて行っていくこととし、教務は各学年に入るようにする。2学期には研究授業を行う事で研究を深めていく。(10~11月を予定)

(2) 言語環境に関するアンケートの実施

県から2007年に出ている「豊かな言語環境づくりプログラム」の中から、コミュニケーション能力に関する項目や、本校で課題がみられると思われる項目をピックアップし、生徒および教師へのアンケートを実施する。アンケート項目で課題の大きかったものを中心に生徒の言語環境を見直す。

 

※家庭学習について

生徒の確かな学力を支えるものとして継続して取り組んでいく。

・昨年度と同様に、『上条中 家庭学習の手引き』をPTA総会などの折に配布し、家庭学習の定着や家庭との連携を図る取り組みを継続する。

市からの配布物も含め、生徒に配布するだけでなく、学期ごとに家庭学習への取り組み方を生徒にチェックさせ、振り返らせることで、家庭学習に対する意識付けを行う。

 

 

【平成27年度の研究で確認されている4つの授業改善のポイント】

①1時間ごと本時の目標(この時間に学ぶこと)を生徒に明確に示す。授業の終わりに「目標に対する振り返り」も行う。

②学習用語についての学びが本質的な理解になるように工夫する。

③抽象的なものを、具体的なもの・身近なものに落としながら生徒の学習意欲を引き出す。

④各グループの視点から

・図表グループ

グラフや図表を言語化する。数値からグラフや図表の作成をする。等の工夫を取り入れる。

理解を助けるための図や表を利用する。

・小集団グループ

ねらい、目的を明らかにした課題設定を行い、個→小集団→全体→個のルーティンを使う。個が集団に紛れてしまう

ことなく、何を小集団の学習を通して学んだかを明確にする。

6 研究計画

月日

内容

4月4日(月)

職員会議

研究の概要、方向性

5月9日(月)

校内研究会

研究テーマの決定、グループ分けについて、研究方法等の確認

6月27日(月)

校内研究会

甲府スタイルについての学習会、部会研究会

8月19日(金)

校内研究会

学習会、全国学力学習状況調査の分析

8月22日(月)

校内研究会 教育課程還流報告、部会研究会

9月28日(水)

校内研究会 部会研究会

10月31日(月)

校内研究会 授業研究会①

11月30日(水)

校内研究会 授業研究会②

1月11日(水)

校内研究会 紀要について、家庭学習の手引きについて

10

1月23日(月)

職員会議

研究のまとめのアンケートについて

11

2月8日(水)

校内研究会

研究のまとめと来年度の方向性

12

3月15日(水)

職員会議

研究紀要の配布